本土ヒラタクワガタは、
D.t. pilifer.Vollenhoven と表記されます。
このD.t.はDorcus titanusのことで、国産ヒラタクワガタは、
スジブトヒラタクワガタとチョウセンヒラタクワガタを除いて、
全てtitanusです。
(外国産では、パラワン、スマトラ、マリンドッケ、ベトナム等)
何が言いたいかと言いますと、titanusは交雑が可能なので、
2種以上のtitanusを飼育する場合は、十分な管理が必要です。
私は念のため産卵セットに蓋の上に2kgのオモリを置いて
脱走を阻止しています。さて、我が家には現在titanusが2種います。
本土ヒラタクワガタとタカラヒラタクワガタです。
交雑が可能な2種なので、十分注意しています。
さて、今回はタカラヒラタクワガタの産卵セットを割り出してみました。
ケース外から見た感じ爆産はありません。どうだろう?
いつものようにガバっと産卵セットを豪快にひっくり返します。
ちょろちょろと幼虫が3匹だけ出てきました。
これはやっちまったのか・・・と言うのは冗談で、
このタカラヒラタクワガタに関しては、あまり心配していません。
何故かって?
このタカラヒラタクワガタは私の経験上、
マットより材に沢山産む傾向があるからです。
材はハイパーニクウスバ材を使用しているので、失敗はないでしょう。
材を助手と協力して慎重に割っていくと・・・出てくる出てくる。
やはりタカラヒラタクワガタは材が好きみたいですね~
♀を抜いていないので、様々なサイズの幼虫や卵が出てきます(汗)
予定していた幼虫8匹を、
GP-クヌギ菌糸へ投入して残りは埋め戻しました。
前回は♂対♀の比が極端に片寄りましたので、今回はバランス良く
大きく(笑)羽化してきてほしいですね~
話は変わりますが、このタカラヒラタクワガタは艶消しブラックで、
顎が湾曲していてとてもかっこ良いのですが、
あまり人気がないような気がします。ちょっと残念です。
余品の幼虫はもう少し大きくなってから、ヤフオク!に出品させて頂くので、
ぜひ落札して頂きこのかっこ良いフォルムを堪能してもらいたいと思います。
厚かましい~(笑)
私は、トカラ列島のクワガタ採集の実際をDVDにした、
タカラヒラタクワガタ
●産地:宝島
●種親:
♂:71.4mm・F3
♀:43.3mm・F3
●菌糸:
GP-菌糸
●菌糸瓶交換:
2016年5月31日(火)~430cc