材割採集 YES or NO |
ここは誰も来ない秘密の場所です。さっそく良さそうな材を見つけたので叩いてみると、ゴロゴロと幼虫が出てきます。最高の瞬間です。全部で11匹採れました。ヒラタクワガタと思しき幼虫を3匹持って帰ることにしました。・・・
ざっとこんな内容のブログ記事を見つけました。おいおい!残りの8匹の幼虫はどうしたんかい!(ツッコミ)たぶん、コクワガタの幼虫だったのでしょう。そのまま放置か埋めなおして帰られたと思いますが、たぶん材割採集で出てきた幼虫は持って帰らなければ☆になると思います。それならば、出てきた幼虫を全部持って帰れば良いのかというとどうもこれもダメらしいです。一つは数匹の幼虫を採集する為に、広範囲に材を割ってしまうと本来ならば数年に渡って産卵木として機能可能であった材がダメになり、それ以上の広がりが期待できないからみたいです。
もう一つは私も犯してしまったのですが・・・
ちょうど昨年のこの時期に〇〇山に樹液採集木開拓に出かけた時のことです。助手と出かけたのですが、当然この時期は山には生命感はなく残雪で遊んでいた助手も退屈となってしまいました。これは如何!と、カブトムシの幼虫でも探すことにしました。しかし、C級採集家の私にとってもカブトムシの幼虫さえも敷居が高かったのです。それに加え、マダニと遭遇してしまい更に助手のテンションはだだ下がりです。もうこうなったら、材割採集しかないと、その辺のかなり朽ちた材を割りましたが何も出てきません。こうなったら意地でもクワガタの幼虫を見つけてやると、車に積んでいた潮干狩りの道具で、半ば生木のようなクヌギの倒木を必死で割ったところ、5匹の幼虫が出てきました。いや~私と助手は手を取り合って喜びを分かち合いました~!
私はもちろん好きです!何かを採集するというのはとても楽しいです。野鳥の愛好家には、材割採集は嫌われているそうです。なぜなら野鳥の餌が減るからだそうです。これはこれである意味本音でしょう。さて、本題に戻りますが、以前は普通に行われていたと言われる材割採集も今では愚の骨頂!悪しき行為!と言われることが多いですが・・・私はそこまでは思いません。何事も適度を守って生き物全体のことを考えながら行えば良いのではないでしょうか?!但し、その地域ではとても希少な種類のクワガタは止めておいたほうが良いと思います。そう言った意味で私はこの時期には〇〇山には行きません。なぜなら、キュウシュウヒメオオクワガタの材割採集をしてしまいそうだからです・・・と言うのは冗談で、ルッキングで狙いますよ~!