九州地方のニッポンバラタナゴ |
あれからニッポンバラタナゴの純血個体に関心が出て、
いろいろネット検索していましたら、こんな文献を見つけました。
「DNAと形態から見た九州地方におけるニッポンバラタナゴの分布の現状」
(Nippon Suisan Gakkaishi 74(6),1060-1067(2008))
要約すると・・・
九州46ヶ所の河川やクリーク
(福岡:18、長崎:4、佐賀:13、熊本:8、大分:2、宮崎:1)に於いて、
ニッポンバラタナゴと思わしき個体を採集してDNA分析をおこなったところ、
28ヶ所の採集場所に於いて、
ニッポンバラタナゴ型のDNAのみが確認されたというものでした。
今から7年前の調査ですが、
ずいぶんニッポンバラタナゴの純血個体がいたのですね~!
さて現在はどんな状況なのでしょうか?
希望としては・・・
勝手ながらもう一度調査を行って頂き、ニッポンバラタナゴの、
純血個体がいる場所の完全な隔離保存を進めて頂きたいと切に思いました。
さて我が屋では、密かにニッポンバラタナゴを増種しています(笑)
まだ、九州にタイリクバラタナゴが入ってくる前に採集し、
隔離環境で累代を重ねてきたニッポンバラタナゴです。
ニッポンバラタナゴの開拓は継続しますが、
DNA鑑定できない今の自分では、モヤモヤ感が払拭されないと思い、
累代個体をタナゴ水槽に導入しました。
これで、タナゴ水槽のタナゴは4種類となりました。
まだ、我が家のタナゴ水槽の環境に慣れていないのか、
なかなか前面に出てきてくれませんが、
人気度はウナギのぼりで~す♪・・・ タナゴなのに!(爆)